靴リペアで傷みやすいすべり口を修理しよう

靴を履き続けていると必ずどこかが傷んできます。傷みやすい箇所の一つが「すべり口」と言われる部分です。「すべり口」が傷んでくると他の部分は傷んでいなくても靴全体がくたびれたような印象になってしまいます。革靴だけでなく、スニーカーやハイヒールなどでも「すべり口」の傷みは起こります。「すべり口」の修理についてご説明していきます。

すべり口とは?

すべり口とは靴の履き口の事です。単に履き口ということもあります。

具体的には靴の後ろ側、かかとの後ろ側の上の縁の部分のことを言います。靴を何度も脱ぎ履きしているうちにどうしても擦り切れてくる部分です。革がめくれたり劣化して破れたりすると結構目立ちます。革靴などでは摩り切れがあると他のところは大丈夫でも靴全体がくたびれたような印象に見えることがあります。スニーカーなどでもすべり口は特に摩り切れやすく、靴の傷みを感じさせるところです。

すべり口の傷みを放っておくとどんどんダメージが進行して、だんだん履き心地が悪くなってきます。また、すべり口部分から靴全体が型崩れを起こしやすくなります。革靴では、靴の後ろ側の内側の部分をすべり革と呼んでいます。すべり口からかかとの下側にかけての内側を覆っている部分です。

この部分も常に足と密着しているため、革が擦り切れてしまい、破れやすいところです。傷んでいると足が擦れて靴擦れなどを起こしやすくなりますし、すべり口と合わせて靴を脱いだ時などには目に触れることが多いので傷んだら早めに修理しておきたいところです。

革靴のすべり口の修理はどうするの?

ミシン革靴のすべり口やすべり革の修理は基本的には傷んだ部分に新たに革を縫い付けて補強するものです。

どこがどの程度傷んでいるかを確認したら、まずは破れたり傷んだりしている部分を処理していきます。革がめくれたり劣化したりした部分はボロボロになっているのでその部分を取り除いたり処理してから、その上に靴専用のミシンで新しい革を縫い付けていきます。

すべり革に関しては革全体を「張り替える」ということになります。革を張り替えることで、靴を履くときにスムーズに足を入れられるようになり、靴擦れを防止したり靴の型崩れを防止する効果があります。費用は3000円〜5000円くらいです。張り替える革の面積によって値段が変わってくるようです。

すべり口の修理は傷んだ部分を「補強する」という形での修理になります。傷んだ部分に新たな革をつけるので、革の色合いが変わったりして見た目の印象が変わることがあります。元の印象をそのままにする方法も、あえて革の色を変えてイメージを変える方法もあります。修理費用は2500円〜です。

スニーカーやトレッキングシューズなどのすべり口

スニーカーやトレッキングシューズなども靴リペアに出すことができます。

これらの靴はよく履くので酷使して履き口がボロボロになることが多い靴です。普通の靴よりも履き口に高さがあったりして擦れることも多いので特に破れやすいのです。また、履き口には中にスポンジなどの芯が入っていることも多いのですが、破れて中の芯が見えていたり、芯までボロボロになって裂けてしまうこともあります。ボロボロになるまで履き続けることが格好いい、という見方もありますが、気持ちよく履き続けるためには修理も必要です。

店によって修理の仕方はいろいろありますが、上から革を縫い付けて破れをふさぐ方法をとるところが多いようです。革で張り替えるのでもともとの生地よりも強度が増すこともあります。また、修理の際に中のスポンジの調整で微妙なサイズ調整ができるというメリットもあるようです。また店によっては希望すれば中の生地を全部張り替えてくれるところもあります。メッシュなどの破れたところを補修したり、洗浄したりという作業も含めて修理されることが多いようです。スニーカー修理専門のオンラインショップなどもあり、いろいろな修理に対応しています。お気に入りの靴は捨てる前に一度問い合わせてみると良いでしょう。

トレッキングシューズなどでは履き口部分に厚手のスポンジや合皮などの皮革が使われていることもありますが、靴の状態によっては一度分解してまた縫い直す作業を行います。革やスポンジの厚みなどによって履きごこちが変わってきたりすることもあるので作業は慎重に行います。スニーカーやトレッキングシューズの修理は3000円位〜となっています。修理する範囲や作業にかかる手間によって費用は変わってきます。

簡単な破れや裂けについては家で自分で修理する方法もあります。靴の内側を補修するキットなどもありますので、それを使って自分で破れた箇所を修繕していくこともできます。靴の内側部分は直接足に当たる部分なので、丁寧に仕上げていきましょう。

お気に入りの靴を長持ちさせるために

すべり口の傷みを防いで靴を長持ちさせるには普段の使い方が大きく影響してきます。特にすべり口は靴を脱ぎ履きするときに大きな力がかかるところなので、負担をかけないように気をつけていくことが大事です。男性、女性のどちらでも靴を脱いだり履いたりするときは必ず椅子に座って靴ひもを一旦ほどいてから行いましょう。急ぐからと立ったまま、靴ひもを結んだままで靴を脱ぎ履きするとついかかとを踏んでしまったりして、靴が傷みやすくなります。足を入れる時は靴べらを使用して行いましょう。靴も丁寧に扱うことで傷みが少なく、長持ちするようになります。

また、靴を履くときには靴下の使用も大事です。素足にスニーカー、というスタイルが流行っていますが、足は結構汗をかくところです。靴の内側も汗を吸い込んで傷みやすくなっていることをお忘れなく。履いた後は風通しの良いところでしっかりと乾かしておきましょう。

すべり口や靴の内側部分は毎日の使用で擦れるところなので、放っておくとどんどん傷みが広がってしまいます。靴が傷んでいるな、と気づいたら早めに修理に出しておくことが大切です。

靴リペアですべり口を直すと靴が新品みたいになる

靴のすべり口は毎日の脱ぎ履きで傷みやすいところです。革靴では革を張り替えることで比較的簡単に靴リペアができるところです。スニーカーなどではすべり口には中にスポンジが入っていて修理が複雑になりますが、修理することはできます。

普段の靴の履き方ですべり口の痛みを防ぐことはできます。靴を大切に扱って長持ちさせる履き方をしていきましょう。


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